英語を学ぶ人たちのなかには、翻訳に興味のある方もいらっしゃると思います。
今回は、長年にわたり産業翻訳に携わっているレベル6のJunkoさんにお話を伺いました。
まず、大学生の頃から、1年間ESSに所属したり、オックスフォードに1か月間の短期留学をしたりと、 英語に親しまれてきました。
社会人になったあとは、翻訳会社でアルバイトをはじめます。 ここでは、翻訳者に仕事を振り分けるコーディネーターとして働きましたが、簡単な翻訳作業もありました。 実際に現場で働くことで、翻訳物が完成するまでの流れを体得するのです。
その後、国際関連の事案をあつかう法律事務所で、さらに16年のキャリアを積みます。 事務仕事と翻訳を半々ぐらいでこなしていたそうです。
さらに、別の会社で社内翻訳者としての採用が決まったのが、今から4年前のこと。 インフラ関係の設計部門ということで、前職とはまったく違う専門分野に飛び込まれました
さて、翻訳者としての経験を重ねてきたJunkoさんですが、 しっかりした英語の資格も取得しておこうと考え、3年ほど前に英検1級の学習をはじめました。 そして、昨年3月に合格されます さらに、TOEICも900点以上とっておこうと思い、それは今年の春に達成されました。
お話だけ聞くと、続けてポンポンと簡単にとられたようですが、 ご本人は、「ただただしんどかったけど、はじめたから最後までがんばりました」とおっしゃっています。 慣れない分野でのお仕事をはじめたばかりでしたもんね。
「プロフェッショナルレベルで英語を使うときに、英検やTOEICなどの試験勉強が、 仕事の成果に結びつきますか 」 と好奇心から聞いてみたところ、 「ほんとにちょっと実力の底上げに役立ったかなと思います。以前聞き取れていなかったことが 少し聞き取れるようになったとか」と、これまた甘くないお答えをいただきました。
「聞き取れるようになった・・」と言われたのは、翻訳者も英語を話す必要があるからです。 Junkoさんも、クライエントさんはアメリカの方で、今後はさらに現場での打ち合わせも増えてくるそうです。 そうして仕事での必要性が増すとともに、英語を話すという意識が上がってきたため、 以前よりも積極的にACEのSpeakingクラスに参加されています。 くわえて、他の皆さんの知識に刺激を受けたり、英語力が上がってきたことで余裕も生まれたりして、 会話が楽しくなっているようです。
最後に、翻訳を生業とするうえで、日ごろから心がけていることを聞いてみると、 答えは、「ワードの蓄積」でした。 実際の仕事ででてきた専門用語を習慣的にストックされているそうです。
ご本人さんは、色々と話しているうちに思い出してきたのか、 「あっ、そういえば通信の専門学校で翻訳のレッスンを受けていました」とか、 「そうだ、通訳のスクールにも通っていました」とか、記憶を蘇らせていました。 Junkoさん、まだ何か忘れていそうですね。 専門分野で、翻訳者として活躍するためには、表にはみえない(本人も覚えていない)努力 をされてきたのだなと感じました。 英語プロフェッショナルの方、おそるべしです。
ACE English はこちら。 ご質問・お問い合わせはメールにて大絶賛受付中 info@aceenglish1995.com
ブログランキング参加中 ACEはいったい何位 ランキングが気になる方はこちら

 Thanks a lot for your kind support
テーマ: 英語・英会話学習 - ジャンル:学校・教育
|